ロジユニヴァース、横山典騎手 ダービー制覇おめでとうございます

今年のダービーは、ロジユニヴァースが1番人気で大敗した皐月賞の雪辱を果たすという結果に終わりました。
単勝では2番人気だったものの、連勝馬券では明らかにアプレザンレーヴなどよりも評価が低く、皐月賞大敗で見限った人が多かったことがわかります。確かに皐月賞2桁着順からダービーで巻き返したのは、1986年のダイナガリバー以降いないということで、そうなってしまうのも仕方ないでしょう。
しかしその人気ガタ落ちを見返すように、皐月賞1,2番人気ながらともに2桁着順に大敗した、ロジユニヴァース、リーチザクラウンで決まるという皮肉な結果に終わりました。

振り返ってみれば、皐月賞で両馬が人気になったのは、ともに先行脚質なので、先行有利な中山であればという面もあったと思います。逆に直線の長い東京は差し有利が常識であり、皐月賞で追い込んで上位になったアンライバルドやセイウンワンダーがダービーで支持されたのも、ある意味当然でしょう。

しかし今年は、例年とはまったく逆の結果になりました。皐月賞は差し、追い込み馬が上位を占め、ダービーは逃げ、先行馬が上位を占めました。
ただしダービーは、不良馬場の影響も大きかったと思います。おそらく良馬場であれば、もう少し結果も違ったでしょう。ただ馬場状態も、やはり運ですからね。

競馬場ではしょっちゅう参考レースのVTRが流れるのですが、その中で気になったのが昨年のラジオNIKKEI杯でした。ロジユニヴァースが逃げたリーチザクラウンを鮮やかに突き放したイメージがあったのですが、実際に見てみると、えらく苦労しながらゴールを目指しているように見えます。
実際に馬柱を見てみると、ロジユニヴァースの上がりがなんと37.1。ずいぶん時計の掛かる馬場状態だったようです。次の弥生賞もやや重を逃げ切って圧勝しており、おそらくロジユニヴァースは重馬場を苦にしないタイプだろうと察しがつきました。

残念ながらリーチザクラウンを距離不向きと軽視したので、馬券は取れませんでしたが、過去のレースをよく見て、馬場状態と脚質をきちんと把握すれば、おのずと結果は見えてくるはずなんですね・・・。

でも横山典Jの苦節20年を経てのダービー制覇、そして関東馬として12年ぶりのダービー馬誕生、本当におめでとうございます。横山典Jもようやくメジロライアンの借りを返せたのではないでしょうか。
ロジユニヴァースには、今後もダービー馬の名に恥じない活躍を期待したいと思います。

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